10月9日(木)に、7~9年生が福知山公立大学の学生と交流会を行いました。「①キャリア教育の一環として、大学生との交流を通して自分の生き方や進路への展望をもつ。/②三和創造学習の発表を通して、三和地域の良さを深く知り、地域発展の可能性を考えたり他者へ良さを伝える大切さを学ぶ。」というのがその目的です。
まず、交流会開会のあいさつを行い、生徒会長が「今日は、大学生の皆様の地域振興についての発表が聞けるのを楽しみにしてきました。短い時間ですが、よろしくお願いします。」と述べました。



次に、9年生による「三和創造学習のまとめ」の発表でした。初めに、代表生徒が、「三和創造学習とは、三和学園の特色ある教育の一つで、『ふるさと三和から学ぶ学ぶキャリア教育』としました。その中で付けてほしい力が、課題追究、コミュニケーション能力、創造する力です。三和学園開校時からの地域、行政、学校の約束で行っており、毎年各学年で改良をしながら三和創造学習を学びます。」と説明しました。



説明に続いて、9年生一人一人がまとめたものを、自信をもって発表していきました。
9年発表の最後には、代表生徒が学習のまとめを行いました。「三和町の良さ、特色を知ることができた。三和町には、他の町にはない魅力がある。緑豊かな自然は、当たり前ではない。」「高齢化により、農業や伝統文化の仕事に就く人が少ない。いずれも引き継いでいかないといけないもの。この町の良さを引き継いでいきたい。作成した『三和学びマップ』を通して、多くの人に三和の魅力を伝えられるようにしたい。」と締め括りました。












中学生の発表に続き、大学生による「三和地域の地域振興」についての発表を聞きました。大学生の皆さんは、三和町全体をフィールドとして、地域の農業、中堅企業、教育、観光、スポーツなど多方面から地域の課題とその解決方法を学んでおられます。そして、今回は、3グループが「三和町の観光資源の活用」「三和町のスポーツ資源へのアプローチ」「三和町の空き家及び高齢者の孤独問題」について発表してくださいました。どのグループも、どんな人をターゲットにした企画なのかを明確にして、架空のユーザー(ペルソナ)を設定した上で、ペルソナの課題解決と地域振興を同時に行っていくにはどうしたらよいかという発表で、中学生とは違ったまとめ方に感心させられました。






これらが終わると、4教室に分かれてグループ交流を行いました。7~9年生からは、なぜ福知山に来られたのか?高校受験に向けて何をしたらよいか?大学受験を控えたきょうだいのためにどんなことをすれば喜ばれるか?など、多岐にわたる質問しました。大学生の皆さんは、の質問に丁寧に答えてくださいました。
大学生の皆さんからは、がんばっている部活は?将来の夢は?将来どこに住みたい?などの質問をされました。7~9年生の回答では、三和は、自然豊かで人が温かい地域だということや、将来、いったんは三和を離れて都会(東京、大阪、海外)、海のある所に住みたいなど、興味深い話を聞くことができました。
交流の中で、大学生から、勉強をしっかりやっておくことや、コミュニケーションを養うことが大切なので、是非参考にしてほしいと言われました。どちらも大切なことだと思います。












最後にもう一度ランチルームに戻り、グループ交流のまとめを行いました。大学生から、各教室での交流の様子を伝えていただきました。



交流会閉会のあいさつでは、生徒代表が、「大学生の皆さんは、福知山以外の所から来られています。田舎だと思っていた三和の良いところや便利なところなどを教えてくださってうれしかったです。」と、まだ気付いていなかった三和の良さに気付けたことへの感謝を述べるとともに、全員で「ありがとうございました。」とお礼を言いました。



大学生からは、「自分たちが知らない三和の良い所を知ることができました。ありがとうございました。これから将来のために、6:30までに起きて、12:00までには寝るようにしてください。」と、有意義な交流への感謝とともに、今後の生活へのアドバイスをいただきました。大学生の皆さんからも、「ありがとうございました。」とごあいさついただきました。



大学生の皆さんや先生方が三和学園を去られる際は、整列して拍手を行い、バスに大きく手を振ってお見送りをしました。



今日の学びを今後の人生に生かしてほしいと思います。福知山公立大学の先生方、学生の皆様、ありがとうございました。

