9月9日(火)に、2年生が三和創造学習の一環でみわファームを見学しました。「地域の自然の中で生き物に触れ、自分の町に親しみをもつ。」というのが、その目標です。
梅原にあるみわファームは、10,000㎡を超える敷地に約30頭の羊と4頭の山羊、約10羽のコールダック(鴨)、2羽の鶏(、そして、6匹のボーダーコリー(牧羊犬)が暮らしている牧場です。
初めに、オーナーの旭様のお話を聞きました。今でこそ10,000㎡を超える敷地となっているみわファームですが、始めたばかりの頃は、狭い土地を奥様と小学生の娘さんと一緒に開墾していかれたということです。たくさんの動物たちがいますが、動物たちが「仲良くしたい。」と思って近付いてきたらさわってもよい、逆に逃げていくようなら追いかけないでほしいと言われました。
今回は、ファームにいる動物の絵を描くという重要な目的もあって、まずは絵を描く、次に餌をやる、という順番でした。…が、コールダック、鶏(名古屋種)を見学した後、山羊の餌となる葉の茂った枝をもらうと…。



子どもたちは、山羊の元へ直行!まあ、気持ちはとっても分かりますが…。ということで、子どもたちの気持ちを汲んで、まずは餌やり、次に絵を描く、という順番に変更しました。山羊たちは、枝ごと葉をモシャモシャ音を立てるほどの気持ちの良い食べっぷりでした。羊にも餌をやりましたが、羊は牧草の方が好きなようで、余り食べてくれませんでした。












ひとしきり餌やりが終わった段階で絵を描き始めました。山羊の特徴的な瞳やモコモコの羊の毛をよく見て描いていました。



よく馴れている牧羊犬がファーム内を走り回っており、子どもたちが近付いていくと、嫌がらずに頭や体にふれさせてくれました。頭や背中をなでた子どもたちは、「温かい。」「(毛が)思っていたより硬い。」と言っていました。



質問コーナーでは、子どもたちの素朴な質問に丁寧に答えてくださいました。
Q1「鶏は、どうやって卵を温めるのですか?」→A1「お腹の肌を卵に被せるようにして温めます。」
Q2「動物たちに性格はありますか?」→A2「あります。人がいても平気な子は、餌を貰いに寄ってきます。」
Q3「シープドッグの訓練は、していますか?」→A3「していません。でも、羊たちを追いかけるところまでは、してくれます。」
Q4「犬に赤ちゃんができたらどうしていますか?」→A4「お母さん犬がお世話をします。でも、2~3か月経ったら、『もう一人で生きていきなさい。』と距離を置くようになります。」
Q5「コールダックは、どうやって泳ぐのですか?」→A5「コールダックは、空気の泡が体に一杯付けることができるので、水に浮けます。」
Q6「コールダックは、水がなくても生きていけますか?」→A6「生きていけます。」
Q7「鶏は、一日に何個卵を産みますか?」→A7「毎日は産みません。二日に1回産みます。」
Q8「羊は、一日にどれくらい毛が生えますか?」→A8「毛は、一度生えるとずっと伸び続けていきます。1年間で10cmくらい伸びるので、それを刈って毛糸にします。」



あっという間の1時間半でした。子どもたちに帰ることを告げると「もう帰るの?」と、とても名残惜しそうにしていました。
お忙しいところお時間をいただきありがとうございました。
