4年三和創造学習「三和の伝統技術、伝統文化、伝統芸能を学ぶ」

 4年生が三和創造学習で三和の伝統技術、伝統文化、伝統芸能について学びました。本学習の目標は、「三和の伝統技術、伝統文化、伝統芸能にふれ、その大切さを感じるとともに、後生に伝えようとする態度を養う。」です。

 事前学習として、まず2月26日(水)には、吉田地域講師から、三和の伝統文化ゆかりの地について、地図で場所を確認しながら教えていただきました。大原神社のひげと巻物や、千束の地名のいわれとなっている鬼牛など、民話となって伝わっている事例を知るとともに、菟原中の八幡神社に伝わる伝統太鼓、江戸時代に活躍した中井権次一統の彫刻が残されている菟原下一の梅田神社や大原神社を紹介してもらいました。

 また、辻の梅田神社奉納神楽の動画を視聴しながら、神楽に込められた無病息災・五穀豊穣の願いを知ることができました。同様に、大身の廣谷神社においても、平安時代から百姓が田植え時に行ったという豊作祈願のヤンゴ踊りがあることも知ることができました。

 そして、京都市の祇園祭や白川郷合掌造り、諏訪大社御柱祭で使用される藁縄、皇室の養蚕に使われる敷き藁を作っている友渕の田尻製縄所について紹介いただき、3月4日(火)の校外学習で訪問することを知らせていただきました。

 2月28日(金)には、大身の西村自治会長から、大身の廣谷神社のヤンゴ踊りについて、動画を見せていただきながら、踊りの意味や使用される楽器、踊りの順序を解説していただきました。ヤンゴ踊りも、他の祭りと同様、五穀豊穣の願いが込められている田楽の一つです。

 西村さんは、笛や太鼓、ビンササラを持ってきてくださり、4年生に鳴らし方を教えていただきました。4年生は、興味津々で、熱心にビンササラを振り、太鼓を叩いていました。

 西村さんは、ヤンゴ踊りは、「しっかり伝えていくのが私たちの責任だと思っている。」と仰っていました。子どもたちには、「私は、昔からあるものを大切にしていきたいという心をもちたい。皆さんも、昔からあるものを大切にしてほしい。」とその願いを語られました。

 事前学習にて、伝統文化だけでなく、それを伝える人の思いも学ぶことができました。吉田様、西村様、ありがとうございました。

 こうして、しっかり事前学習で学んだ4年生は、3月4日(火)に校外学習に出かけたのですが…そのお話は、また後日アップします。

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