遊歩時の防災訓練を実施しました

 1月17日(金)の昼休みに、遊歩時の防災訓練を実施しました。1月17日は、平成7(1995)年に阪神・淡路大震災が起こった日です。

 平成7(1995)年1月17日(火)午前5時46分、兵庫県淡路島北部を震源地とする大地震が発生し、国内で史上初の「震度7」を記録しました。死者・行方不明者6400人超、被害を受けた住宅約63万棟という未曾有みぞうの大災害となりました。同年2月、政府により「阪神・淡路大震災」という呼称が決められました。今年は、震災から30年目となります。

 今年度最終のまとめとも言える防災訓練ということで、児童生徒には敢えて訓練の日時を伝えず、今日の昼休みに突然のように実施しました。とは言え、「その時」が来ても、落ち着いて最善の行動が取れるようにという事前の指導は、各学級で行っていました。地震の際の避難の仕方や避難経路の確認、避難時の約束「お・は・し・も」(押さない・走らない・喋らない・戻らない)などです。さらに5~9年生には、他者(低学年の児童)の命も大切にできる訓練にしてほしいと伝えていました。

 13:15に緊急地震速報の放送が流れ、屋内避難をしました。体育館では身をかがめて頭上に注意し、教室では机の下に入ってしっかりと机の脚をつかむ児童生徒の姿がありました。災害時の行動が取れる児童生徒に感心しました。

 13:17、教職員が拡声器を使って体育館への避難を促すと、児童生徒は、それぞれの場所から移動を始めました。

 体育館では、各担任が児童生徒の点呼を行い、小学部教頭へ報告し、全ての部署からの報告が終わると、小学部教頭が校長へ報告を行い、避難が完了しました。体育館への避難指示から避難完了までの所要時間は、3分38秒でした。前回9月の訓練では4分台でした。前回とは条件がいろいろと異なりますが、素早く避難できました。

 最後に校長から、「訓練は、真剣に行わないといけない。そして、常日頃から防災グッズがどこにあるのか、避難経路がどこなのか、などを意識することが大切だ。また、三和学園での君たちは守られる側だが、実際の大きな災害のときは、誰かを守る側となってほしい。」という話をしました。

 いつ、どこで起きるか分からない災害。いざというときにこそ、自分の命と他者の命を守れる行動ができるようにしてほしいです。

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