10月8日(火)の理科の時間に、8年生がイカの解剖を行いました。今回用意したイカは、アオリイカです。
イカは一般的に軟体動物に分類されています。イカの祖先である貝類も軟体動物です。学術的には、軟体動物門頭足綱に属する動物で、頭足類(とうそくるい)と呼ばれます。
アオリイカは、水産庁のホームページによりますと、「最も美味とされ、高級イカの中でも不動の地位を誇るイカの王様。(中略)見た目も美しく、アオリイカの可愛らしさを見てイカ好きになる人が多いです。水族館で生体と出会える機会も多く、イカ好きの初恋はアオリイカになりがちです。」とのことです。
さて、イカは、ヒトなどの哺乳類とは体の構造が大きく異なります。まず、水中で呼吸できるえらという器官があり、脚が10本あり、墨を吐きます。柔らかい体なのに、貝殻の名残である「軟甲」という固い骨のようなものがあり、青い血液が流れています。「からすとんび」と呼ばれる強靱なくちばしで貝殻をも砕きます。…もう、キャラクターが立っているなんてもんじゃありません。ネタの宝庫です。
8年生は、興味津々、でも、恐る恐るイカを解剖していきました。胴の部分である外套膜を開いて、排泄物や墨などを吐き出すろうとや、肝臓や胃を確認し、フワフワのえらを手に取りました。更に、「からすとんび」や目玉を取り出し、触ってその感触を実感しました。
初めは、解剖することをためらっていた生徒も、知的好奇心にあらがえず、次第にその手をイカに向けて伸ばしていました。実物を前に、五感を使って体感することは、とても教育効果が高いと改めて思いました。






ここからは、イカの解剖のアップが続きます。苦手な方は、閲覧をお控えください。








