5年三和創造学習 梅原地区の水路を散策

 今日7月16日(火)は、5年生が梅原地区に出かけました。今回の目標は、「水田の灌漑用水を確保するための、先人の工夫や努力を知ることができる。」です。

 まず、教室で、三和創造学習の地域講師から、三和地域と稲作の歴史について学びました。水を引きにくい山間部にある三和は、大量の水を必要とする稲作には不向きでした。そこで、先人たちは、湧き水を利用したり井堰や水路を整備したりして水を確保するための工夫を重ねてきたことを知りました。そして、水路を確保するために掘り出した土を運んだ「天秤棒」や、水路の底を叩いて固める「土(ど)つき」を体験し、いざ、梅原地区へ。

 梅原地区の水利組合のお二人にお世話になり、水門を開閉する操作盤や、土師川の水を汲み上げるポンプ小屋の中を見学させていただきました。これらは、今でこそ機械で行っていますが、昔は、人力に頼るところが大きく、ここでも先人の苦労がしのばれました。

 その後、汲み上げられた水の行方を追って、地区内を歩きました。これまで繰り返し整備が続けられ、今でも活躍している灌漑施設に驚くとともに、施設を大切に守っておられる人々の思いに触れた気がしました。

 今回の校外学習を実施するに当たり、水利組合の方は、児童が安全に散策できるよう、事前に草刈りをしてくださっていました。本当にありがとうございました。多くの皆様に支えていただいている三和学園の子どもたちは、とても幸せだなあ、と心から感じました。

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