12月2日(火)に、5年生が10月に収穫した餅米及びバケツ稲の籾摺りを体験しました。稲作について年間を通してお世話になっている土佐様のご指導の下、籾摺り機を使わせていただきました。
「籾摺り機」とは、籾殻を籾から剥がして玄米にする機械です。昔は、この作業を臼で行っていました。籾摺り機の中にはゴム・ロールがあり、臼と同じ役割をしています。機械に投入され籾は、二つのゴム・ロールの間を通過します。左右のロールの回転速度が違うので、その速度差によって籾殻が剥がれるという仕組みです。剥がされた籾殻と玄米は、風によって選別され、それぞれ別の排出口から出てくるのです。
まずは、土佐さんがお手本を見せてくださいました。子どもたちは、機械の中をグルグル回って、次々排出される玄米に感心しながら、手ですくったりして感触を確かめていました。






次は、子どもたちが機械を使う番です。米を入れ過ぎたり、藁などの不純物が多く混じったりすると、上手く籾すりができません。「丁度良さそうな籾の量」を見極めながら機械に投入していきました。しかし、つい籾を入れ過ぎてしまい、機械が苦しそうな音を出して慌てる場面が何回かありました。






たくさんあった餅米の籾があっという間に脱稃(籾殻を取り除くこと)し終わり、その速さに驚く子どもたちでした。
続いて、バケツ稲の籾摺りです。こちらは、1Lの牛乳パック2本分だったので、もっとあっという間に終わりました。



脱稃し終えた玄米や籾殻の中に手を入れ、その感触を楽しむ児童が多かったです。なかなかできない経験でしたね。籾殻は、畑に撒くと肥料になると聞いて、早速畑に撒いている児童もいました。



最後に、全員で土佐さんに「ありがとうございました。」とお礼を言い、籾摺り機を軽トラックの所まで運びました。が、5人がかりでも重くて、数歩しか進めませんでした。すると土佐さんが、実はこの機械にはキャスターが付いているんだと教えてくださり、子どもたちから笑いが漏れました。
籾摺りの次は、精米して、いよいよ試食です!バケツ稲は12月5日(金)に、餅米は1月に試食します。1月の餅米の調理実習には、土佐さんをご招待します。



土佐様、貴重な経験をさせていただき、ありがとうございました。
さて、今年度の稲作に関する記事は、
5月23日(金)「5年三和創造学習「田植え体験」 | 福知山市立三和小学校・三和中学校(三和学園)」
7月16日(水)「「青空の 野外活動 青田波」 5年三和創造学習 | 福知山市立三和小学校・三和中学校(三和学園)」
10月7日(火)「5年三和創造学習「稲刈り体験」 | 福知山市立三和小学校・三和中学校(三和学園)」
11月19日(水)「5年三和創造学習「バケツ稲の脱穀」 | 福知山市立三和小学校・三和中学校(三和学園)」
11月25日(火)「5年三和創造学習「餅米の脱穀」 | 福知山市立三和小学校・三和中学校(三和学園)」
をご参照ください。