学校DX研修【中上級】授業活用(ICTを活用した個に応じた支援)を実施しました!

 9月30日、「授業活用(ICTを活用した個に応じた支援)」講座をオンラインにて実施しました。一般社団法人SOZO.Perspective 代表理事の 海老沢 穣 様と、一般社団法人 Yohaku Education 代表 品田 健 様を講師に招き、特別支援教育での実践例を基に、ICTを活用した個に応じた支援について講義していただきました。

 講座では、特別支援教育におけるデジタル学習基盤の活用イメージや、ICF(国際生活機能分類)の考え方を取り上げていただき、学びの多様な可能性を考える機会となりました。さらに、iPadを用いて音声入力や読み上げ、ズーム、Assistive Touchなどのアクセシビリティ機能を実際に操作しながら、紹介していただきました。また、AAC(拡大代替コミュニケーション)の考え方を学び、KeynoteでのVOCA作りなどコミュニケーション支援の実践事例を共有していただきました。

●受講者の声

 デジタルとアナログを上手に使い分けたり、一緒に活用したりすることが大切だと感じました。iPadの機能を上手に活用することで、児童生徒の困り感に寄り添えるとも感じました。  iPadの読み上げ機能等、使いこなせていない機能があったので、教えていただけて良かったです。 

 iPadの基本機能やアクセシビリティ機能の活用の仕方がわかりました。特にテキストをメモ機能に取り込んだり、写真を撮ってメモに貼り付けることで読み上げてくれるという機能はすぐに活用したいと思いました。また、教師がさせたいことをさせるよりも子どもたちが自ら選択して学んでいくことを大切にさせたいと思いました。自分の思っていることをうまく表現できなくて困っている子どもたちもKeynoteを活用して簡単なVOCAを作成することもできることがわかりました。

 自分らしく生きるために、「強み」に目を向け、子ども達の特性をいいかたちに伸ばしていくことを支える方法として、デジタル端末の活用があることを改めて感じた。子どもの困り感を正しく見取り、その子にとって今どんな支援が必要なのかを見極め、その子の必要性にそった支援の方法を考え、与えていくことが大切だということを学んだ。子どもたちが学習するにあたり、思考することが学習活動のメインとなるように、楽に学習させてあげられるような方法を考えていきたい。