学校DX研修【中上級】校務基礎(情報セキュリティ)を実施しました!

 9月26日、「校務活用(情報セキュリティ)」講座をオンラインにて実施しました。京都府警察サイバー対策本部サイバー企画課対策防犯第一係長近藤勇二様を講師に招き、最新のサイバー犯罪の動向やSNSに関わる対策テクニックについて講義いただきました。

 講座では、まずサイバー犯罪の現状やSNSの基礎知識についてご講義いただきました。インターネットの普及により、SNSが日常的なコミュニケーション手段となる一方で、匿名性や拡散性の高さから、詐欺や誹謗中傷、個人情報の流出といったトラブルが発生している現状が紹介されました。SNSの種類(オープン型・クローズ型・特化型)や基本機能、年齢層ごとの利用傾向についても学び、特に若年層が被害に遭いやすい事例(自画撮り被害、アカウント乗っ取り、闇バイト等)を通じて、SNS利用のリスクと対策の重要性を学びました。加えて、「SNS利用時に気をつけていること」をテーマにペア協議を行い、参加者同士で意見を共有しました。そして、京都府警による啓発活動・相談窓口の紹介を通じて、被害防止に向けた具体的な行動についても理解を深めました。

●受講者の声

 SNSを介したトラブルや使用する際の留意点など、事例も紹介していただきながら、たくさんのことを確認し、新たな知識も身につけることができた。ペアワークでも、他校の先生のお話や勤務校での実情についても知ることができた。

 ICT推進リーダーとして、生徒たちが被害に遭わないように呼びかけや陥りやすい事例などをあげて校内で啓発していきたい。校内でサイバー犯罪の具体例などを京都府警察と協力して講習会などを行っていきたい。

ペア活動にてSNSを利用する際に気をつけていることや勤務校での実態、トラブル内容について共有した。その中で、児童が誕生日プレゼントなどをLINEなどの課金システムを利用して送っている現状があることを知り、自分が利用したことのない機能も知っておく必要があることを学んだ。保護者も教員も利用の実態を把握することが困難になってきているため、実際に在った被害についてや闇バイトなどの危険性、動画や写真、文章を投稿する際によく考えてから投稿することなどを児童にもきちんと伝えていきたい。