学校DX研修【中上級】授業活用(ICTを活用した特別支援教育実践)を実施しました!

 7月29日、「授業活用(ICTを活用した特別支援教育実践)」をオンラインにて実施しました。一般社団法人SOZO.Perspective代表理事 海老沢 穣 様一般社団法人 Yohaku Education 代表の 品田 健 を講師に招き、特別支援教育での実践例を基に、iPadを授業で効果的について講義いただきました。

 講座では、前半に「デジタルの力でリアルな学びを支えるとは」や「教科の見方・考え方」についての講義があり、それらの観点を踏まえた、Keynoteを活用した国語科の授業実践例もご紹介いただきました。後半では、紹介された実践例に基づき、受講者自身が「デジタル絵本づくり」に取り組む演習を行いました。また、重度・重複障害のある子どもたちの実態把握におけるICTの活用についても、具体的な事例を交えご紹介いただきました。

●受講者の声

 パワーポイントだけではなく、iPadを全面的に使用したスライドを作成できるアプリがあることを知ることができた。画像や記号を挿入したり、色を変えたりするのがとても簡単にできて、指導者が教材を作るのにもいいが、児童が自分たちの発想の中で作り上げるのにも簡単に使えるため授業にも取り入れられそうだと感じた。

 ICTを学習活動に活用した実践例はわかりやすく、実際に自分で操作してみることで、Keynoteの使い方も知ることができました。またいろいろな学校等の実践例や研究の紹介と共に、どのような場面で活用できるのかという考え方や視点にまで言及されていたため、とても参考になりました。

 「逆向き設計の授業づくり」が勉強になりました。「子ども達につけさせたい力を伸ばすには、何をさせるか」とついつい考えがちですが、子ども達は既に持っている力や想像力、情動があり、「こうしたい」という気持ちさえ引き出せれば、子ども達が持っている思考・判断・表現の力を総合的に発揮する上に、「もっとできるようになるために、うまくなりたい・知りたい」という主体性や意欲を引き出すことができると思いました。