５月27日、ICTを効果的に活用した授業デザインを追究する「エバンジェリスト育成研修」がスタートしました。
小･中学校、府立高校、府立特別支援学校の教員を対象に、「Creative」を共通テーマとして、企業と連携して研修を行い、京都府全体でICTを活用した個別最適な学びと協働的な学びを充実し、「新たな価値を生み出す力」の育成を目指します。
第１回研修会は全校種合同で開催し、「Creative」を柱にした講演とワークショップが行われました。各市町（組合）・各府立学校から代表者として選出された受講者は、「子どもたちのCreativityの扉が開いた瞬間」について、校種や教科の垣根を越えて対話を通じて、これからの社会で求められる力や教育に求められるもの、授業の在り方について学びました。
研修内容
○ 講義「先生と「想い」をつなぐ」
○ 説明「教育DXを推進するために」
○ ワークショップ「Creativeって何だろう」
今後、受講者は１年間かけて全５回の研修会とグループワークを行い、仲間とコミュニティを作り、協働・実践しながら、「Creativeな授業」について学びを深めていきます。
また研修終了後、受講者は「エバンジェリスト（伝道師）」として認定され、新しい授業の実践とその積極的な発信・普及を行っていきます。「エバンジェリスト」によって各地域・各校での教育実践が進み、京都府全体の教育DX推進に向けて、校種や教科の垣根を越えた「大きな輪」へと広がることが期待されています。
：昨年度の様子については、次のリンクよりご覧になれます。
令和６年度 エバンジェリスト育成研修
：令和７年度「エバンジェリスト育成研修」については、次のページでご覧いただけます。
令和７年度 エバンジェリスト育成研修
受講者の声
今日の午前中の授業をまっさきに振り返りたくなるような研修会でした。子どもたちとの対話をどのように重ねていくか、子どもたち同士の学びをどのようにデザインしていくか、この研修を通して新たな発見や挑戦をしていこうと思いました。
これまで、ICTを活用する必要があると漠然と考えてきたが、今回の研修を通じて、伴走者としての教員の役割や、アプリケーションの選択など、具体的な事例をもとに学ぶことができたため、実りある研修になったと感じた。
教育におけるデジタル化や「クリエイティブ」について、様々な視点から学ぶことができ、有意義な時間となりました。IT業界からの視点や生成AIの現状など、普段の現場ではあまり得られにくい知見に触れることができ、大変勉強になりました。また、他校種間の先生方との意見交換を通して、様々な取り組みや実践状況について知ることができ、自らの授業づくりについても見直す良い機会となりました。