更新日:2011年4月15日
校長あいさつ 京丹後市立弥栄中学校 校長 三浦明子
謹賀新年!本年度も弥栄中学校をどうかよろしくお願いいたします。
今年は十二支では辰年、動物でいえば龍で、「大蛇に似て四足、つの、長いひげのある想像上の
動物で、縁起の良い動物(漢字源)」とされています。時も時、私は年末に京都市の天竜寺法堂で、
平成11年に開山650年記念事業として日本画の雄・加山又造画伯が描かれた天井絵「雲龍図」を
観る機会に恵まれました。天井中央、直径9メートルの円相の中に躍動する見事な龍は「八方睨み」
の技法で描かれ、法堂の東西南北どこから見ても龍が自分の方を向いているように見えます。天か
ら龍が何時でもどこでも自分を見ているということで、「天知る・地知る・己知る」という言葉を思い起
こしました。1年を通して生徒たちには「どこから見られても自分に恥じない生き方で前に進んでほし
い」と願っています。
学校ではいよいよ3学期、23年度の締めくくりの学期となりました。締めくくると同時に次への準備
の学期でもあります。1年生は新入生を迎えて先輩としての姿を見せるための自覚を、2年生はいよ
いよ3年生からのバトンを受け取り最上級生となる自覚を、そして3年生は自分の希望進路実現に
向けてのラストスパートともに義務教育終了のゴールであるという節目の自覚をそれぞれしっかりと
持ってほしいと思います。また、自覚だけでなく、そのことに心を傾け「志」をもって行動として示すこと
も重要です。
3学期、一人一人が天に昇る龍のように、自らを天に向けて高め成長するべく行動できるよう学校
として指導して参りたいと思っています。
保護者の皆様、地域の皆様にはどうか生徒たちへの励ましをお願いいたしますとともに、引き続き
弥栄中学校への応援をどうかよろしくお願いいたします。
実りの2学期終了、そして平成23年から24年へ!
今年は大寒波の元日でスタートしました。3月には関東・東北地方が未曾有の大地震に見舞われ、
9か月以上経った今も復旧・復興にむけ努力が続けられています。大きな水害もありました。自然の
脅威に愕然としながら、畏敬の念を感じた1年だったように思います。
学校では2学期、猛暑の中での体育祭に向けた取組、そして夏の大会での活躍の後3年が2年に
バトンを渡し、10月の秋季大会では新チームが好成績を収めました。バレー部では丹後代表として
3学期にも府の大会に出場します。駅伝チームも丹後での入賞を経て11月の府大会で健闘しました。
また、文化面でも絵画・作文など、多くの生徒が入選・佳作として受賞し、まさに「文武両道」、大変
頑張ってくれた2学期でした。
特に2学期は様々な場で「考える」「挑戦する」という2つを目当てとして示し、「やわらか・さわやか
かろやか」な弥栄中学校をめざし、成果を挙げてきたと思います。これも保護者の皆様から学校の教育
活動に対し多大なご協力をいただいたおかげと、教職員一同心より感謝しております。
いよいよ3年生は進路決定が目前です。冬期休業中、真剣に学習に打ち込み、自分の希望進路が
実現できるよう努力をしてください。1・2年生は自分の将来の進路について考え、新年には目標をしっ
かりと定めて次の学年に進級する準備をしてください。そして新たな気持ちで新学期を迎えてほしい
と思います。
保護者の皆様、地域の皆様、学校へのご理解ご支援大変ありがとうございました。
来年もどうかよろしくお願いいたします。
深く考え、より前進を目指して挑戦する2学期に
いよいよ「実りの秋」、朝夕はさわやかな涼風を感じます。今夏は東日本大震災の影響で、例年にも
増して「節電」「生活の見直し」ということについて考えさせられました。現地ではまだまだ多くの方が
大変な生活を送っておられることに心が痛みます。日々、私たちは自然や多くの人たちに支えられて
生活を送ることができているということにあらためて感謝したいと思います。
さて、学校では大きな事故もなく無事に2学期始業式を迎えることができました。夏季休業中は3年
生の最後の部活動の大会となる夏季大会でそれぞれの部が素晴らしい結果を残してくれました。
また、3年生は大会後もほとんど毎日登校し、9月10日に開催予定である体育祭の取組の基礎を創
り上げました。1・2年生も学習会、部活動にと、汗を滴らせながら頑張っていました。
始業式では、1学期の振り返りをもとに、2学期は「考える」「挑戦する」という目当てを持とうと生徒
に話しました。ものごとの因果関係や、結果を予想すること、また、自分の考えを、周りとの対話を通
じて深めたり、視点を新たにしたり、人間として生きる上で言葉を使って深く「考える」ことは大変重要
だと思います。
そして、「挑戦する」ということについては、本校では思い切ってやってみること、あきらめないで取組
を続けること、高い目標に向かい意欲をもって頑張ることが苦手な生徒が多いように感じ、改めて目
当てとして示しました。「どうせできないから…」という気持ちから、自分の持っている前向きのエネル
ギーが十分発揮できていない生徒が多いと思えるのです。生徒が目標に向けて挑戦する、必死で努
力する、周りと一緒に高まりあう、そして充実感、達成感を積み上げ、素敵な笑顔が輝くように指導支援
をしていきたいと思います。
2学期は学校もまさに「実りの学期」です。「やわらかに・さわやかに・かろやかに」生徒たちが一歩前進
学校も一歩前進を目指して教育活動を充実させていきたいと考えていますので、どうか引き続きご理解
ご支援をお願いいたします。
さわやかさの中で1学期終了
東日本大震災から4カ月経ちました。いまだに行方不明の方々の多さに心が痛みます。
また、この猛暑の中の避難所での生活を余儀なくされておられる方々にはお見舞いを申し上げますと
ともに、復興に向けて頑張っておられる方々には、心から敬意を表したいと思います。本校でも修学旅行
を始め多くの行事の変更をいたしましたが、保護者や地域の皆様にもご理解ご協力を得ながら、遠い
東北の地に思いを馳せつつ無事に1学期を修了することができました。心よりお礼申し上げます。
さて、本校では本年度「やわらかに・さわやかに・かろやかに・・・」をキーワードに教育活動を進めて
いますが、1学期は生徒たちのおかげで嬉しい気持ちになれることの多い1学期でした。
たかが挨拶、されど挨拶・・・その挨拶の「さわやかさ」が日々の学習や部活動にもつながり、春季大会
や丹後ブロック陸上大会の輝かしい結果にもつながったのだと思っています。一つのことに頑張り、その
評価がまた次の頑張りにつながり、好循環のなかで多くの成果を生むということを実感した1学期でし
たが、2学期はさらに1歩前進をしてくれると確信しています。
そんな頑張りやの生徒たちは終業式を迎える今、3年にとっては最後となる夏季大会を目前に、
3時ごろから6時ごろまで、水分や塩分補充をしながら汗びっしょりになって部活動に没頭しています。
修学旅行の取組を通し、また合唱祭の取組を通して大きく成長した3年生にとって、「次の大会」は
ありません。暑さ、苦しさ、つらさ・・・、それらを乗り越えて必死に頑張る生徒の表情は美しいです。
胸を打ちます。涙がこぼれそうになります。心から応援したくなります。本当に素晴らしい大切なかけがえ
のない生徒たちです。
これから夏季休業に入りますが、生徒たちが事故に遭わず安全にすごせますよう、保護者の皆様、
地域の皆様、どうか暖かく見守っていただきますとともに、引き続き本校へのご理解ご協力をよろしく
お願い申し上げます。
平成23年度 さわやかにスタート!
何もかもが新しい4月、暖かな日差しとさわやかな風の中、グランドでは生徒たちも桜色に染まっています。
新鮮な清清しい1年の始まりです。
東北地方・太平洋沖大地震に伴う津波により、東北地方、関東地方など広範囲に及ぶ甚大な被害、そして
日本全体を揺るがす大変な社会状況の中で、本校では62名の新入生を迎えて平成23年度をスタートいた
しました。
さて、本校では本年度、「や・さ・か」をキーワードに教育活動を推進していこうと考えています。
「や」は「やわらかに」、「さ」は「さわやかに」、「か」は「かろやかに」とし、目指す学校像を「お互いに認め合い、
伝え合い、高め合い、感動と感謝のあふれる、明るくさわやかであたたかな学校」としました。始業式では、
目指す生徒像としても「やる気を持って」「さわやかな笑顔で」「体をきたえる」と「知・徳・体」それぞれの力をつ
けるように精一杯の努力をしようと話しました。
保護者の皆様、地域の皆様には、どうか引き続き本校へのご支援・ご協力をよろしくお願い申し上げます。
また、学校へのご意見やご感想など、日頃から感じておられることも含め、どうかご意見をお寄せください。
1年間、よろしくお願いいたします。
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