更新日:2011年1月31日
校長あいさつ 京丹後市立弥栄中学校 校長 三浦 明子
平成22年度 卒業証書授与式・修了式
3月11日午後、マグニチュード9.0という東北地方・太平洋沖大地震が発生し、それに伴う大津波により、
広大な地域に想像を絶する大きな被害をもたらしました。 多くの方々の命が一瞬にして奪われ、行方不明者、
安否の確認できない人が多いことにも心が痛みます。穏やかな暮らし、当たり前に迎えるはずだった明日を突
然に断ち切られた被災地の方々の悲しみや苦しみに心を寄せ、深く哀悼の意を表しますとともに、心よりお見
舞い申し上げます。そんな中でも現地の中高生の頑張りを伝えるニュースに心が暖かくなりました。 お互いの
思いやり、助け合いの大切さをひしひしと感じます。 私たちもできることを何か…とみんなで考え、行動してい
きましょう。
さて、のどかな日差しに、春の暖かさを感じます。木々の枝先は緑に萌え出る準備を、固かった桜のつぼみ
は開花の準備を始めました。いよいよ平成22年度が終わります。14日の卒業証書授与式では55名の生徒
一人一人に卒業証書を手渡し、「人との出会いに感謝できる人になってほしい」「生涯目標に向かって努力し
続ける人であってほしい」と話しました。最高学年としての責任を立派に果たし、凛と背筋を伸ばして巣立って
いった卒業生、いろいろな思い出をありがとう。
また、「学習を大事に・時間を大事に・自分を大事に」と年度初めに示し、「自ら考え自ら行動する大切さ」を
機会あるごとに生徒に示し、「知・徳・体の力」をどれだけつけることができたか、どれだけ成長することができ
たか、1・2年生にはしっかり振り返って次年度につなげてほしいと思います。
保護者の皆様、地域の皆様、本校への多大なるご支援・ご協力をありがとうございました。次年度もどうか
よろしくお願い申し上げます。
新年あけましておめでとうございます。
新年あけましておめでとうございます。ウサギ年の始まりです。
干支の4番目である「卯」は飛躍するイメージ、穏やかで優しい
イメージ、いろいろですが、それぞれの生徒はウサギ年の今年、
「こんな自分になりたい」というイメージを持って登校したことと思
います。始業式では、「こんな自分になりたい」という願いは、ただ
願っているだけでは実現しません、新たな自分、なりたい自分に
向って懸命に努力をしてほしいと話をしました。
また、3学期は年度のまとめの学期であり、きっちりと今の学年
のゴールテープを切ってほしい、さらには、新年度に向けた助走を
始める学期でもあり、1年進級する自覚を持って過ごしてほしいと
いうことも話しました。
特に3年生は義務教育の最終年の最終学期となります。全員が高等学校への進学を希望しており、
入学試験も間近に迫ってきています。それぞれが希望進路実現に向かって一直線に邁進せねばならな
い学期です。2年生は3年生からバトンを受け取り、下級生を率いる最高学年となるために頑張っていか
ねばなりませんし、1年生は新入生を迎える先輩としての心構えをもたなくてはなりません。
1月は行く・2月は逃げる・3月は去るという言葉にあるとおり、3学期の授業日数はわずかです。全員
が時間を大切にして勉学、スポーツに励んでほしい、目標に向けて日々努力を積み重ねてほしいと願って
います。
保護者の皆様、地域の皆様には、本年もどうか引き続きよろしくご支援のほどお願い申し上げます。
二学期を終えて「自ら考え、自ら行動…」
平成22年がいよいよ終わります。学校では1年で一番長い2学期の終了。日本漢字能力検定協会によれば
今年の漢字第1位は「暑」とのこと。まさに2学期は厳しい「暑」のなかでの体育祭の練習に始まり、陽だまりのぬ
くもりにほっとしながらもインフルエンザの流行を気にしながらの終業式で終わります。長いようでも過ぎ去れば
あっという間の季節の移ろいです。
「学習を大事に・時間を大事に・自分を大事に」と年度初めに示し、特に2学期は「自ら考え自ら行動する大切さ」
を機会をとらえて訴えてきました。たくさんの行事や取組のあった2学期でしたが、2学期のまとめとして生徒の
書いた作文が学級の学級通信に載せられており、それを読むと生徒たち自身が成長した点、課題となる点をしっ
かり見つめていることが伝わってきて、うれしく思ったり頼もしく思ったりしています。
なかなか学校からのプリント類を出さなくて困ると嘆いておられる保護者の方もありますが、ぜひとも目を通して
いただき、ご家族の会話のなかで3学期に向けた目標が見つめられますよう励ましてあげてください。
保護者の皆様には2学期大変お世話になりありがとうございました。よいお年をお迎えくださいますようお祈り
申し上げます。
二学期
群れ咲く色とりどりのコスモスがさわやかな風に揺れ、いよいよ秋色が濃くなってきました。あの厳しかった暑さ
がウソのような急激な気候の変化です。日足も短くなり、学校の時程も秋季・冬季へと変更をせねばならない時期
になりました。季節の変化に伴い体調を崩す生徒もいます。「早寝早起き朝ごはん」で十分な健康管理をしましょう。
先日、9月28・29日に2年生の職場体験学習がありました。町内外20か所の事業所でお世話になりました。
地域の多くの人とふれあうことで人間性や社会性をはぐくみ、自分の人生をどう生きていくのか、職業や勤労につ
いて考え、自分を見つめるというねらいで実施しているものですが、地域の皆さんには大変なお世話をおかけしま
した。各事業所では、「地域の子供のためですから」と快く受けていただきましたこと、心からお礼申し上げます。
各事業所を見てまわるなかでとてもうれしいことがありました。「挨拶がしっかりできますね」「とても明るくて感じ
がよい生徒さん達ですね」「よく動いてくれて大助かりです」と言っていただきましたし、保育所では「子供たちが一
緒に遊んでもらえてとても元気でうれしそうです。いつもお昼寝をしない子供もすぐに寝入ってしまいました」等々
評価の言葉をいただきました。生徒たちにもそのことを伝えるとまんざらでもない様子で、笑顔がはじけました。
やはり評価は大切だと実感しています。
また、ある高齢の方が、「今は文句ばっかり言う人が多いが、文句や苦情を言われて喜ぶ人はいない、褒めら
れたらうれしくなってもっともっと頑張ろうという気持になるものだ、いつも悪いことは言わず良いことを言うように
心がけているんだ」と言っておられましたが、本当にその通りで、ついつい自分の不満ばかりをあげ連ねてしまい
がちですが、そうではなく、人の良い面を見つけ、一緒に喜べるようになりたいと思いました。ずっと昔、祖母が
「喜べば、喜び神が喜んで、喜び集めて喜んでくる」と言っていたのを思い出しました。喜びにあふれた笑顔で過
ごせることが何より大切だと思います。
本年度の教育活動も半分過ぎました。知・徳・体のそれぞれの力をつけるべく、特に2学期は「自ら考え自ら行
動」、自律を目指そうと生徒に話しています。どうかご支援のほど、よろしくお願いします。
新学期にあたって
本年度は生徒数191名でスタートいたしました。毎朝7時40分から生徒たちの元気な掛け声で早朝ランニング
が始まります。心地よい汗を流したあとの学習、部活動は若いエネルギッシュな活力に満ち溢れ、生徒たちは明る
い表情で充実した学校生活を送っています。
さて、本校は、学力の充実向上、豊かな人間性の育成、健康や体力など、知・徳・体のバランスのとれた生徒を
育むため、昭和22年に制定された「正義・真理・高雅・愛郷」を根幹に据え、「主体的に学び、心豊かで、たくましく
生き抜く生徒の育成」を本年度の学校教育目標として、「楽しく・魅力ある・開かれた学校」を目指して教育活動を
進めております。
また、本年度は文部科学省「道徳教育実践研究事業」指定校としての2年間にわたる研究の発表年度でもあ
ります。「心を揺さぶり、心を嫌え、主体性・意欲を育てる道徳教育の充実」を方針として、昨年度からたび重なる
研究授業をはじめ、学習や部活動、生徒会活動など、学校生活全体を通して道徳性を養う視点で、また、その要
となる道徳の時間の研究を深めることを重点として、さらには、道徳性の育成とともに、思考を深めること、考えを
表現し合うこともねらいとして研究を進めてまいりました。心は行動に表れます。よりよい心を育て、よりよい価値
判断のもとによりよい行動のできる生徒を育みたいと考えており、その研究の一端を、11月4日に公開授業とと
もに研究発表会としてご覧いただこうと計画しております。
また、教職員も心新たに、信頼される学校、開かれた学校を目指して、「笑顔・親切・丁寧・迅速」をキーワードに
一丸となって努力したいと考えております。
保護者の皆さま、地域の皆さまには、どうか引き続き本校へのご支援・ご協力をよろしくお願い申しあげます。
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