学校生活

 

 6月の話です。中庭で畑作業をしているとき、科学部の部員が1匹のニホントカゲを見つけました。とりあえず捕まえてみたところ、なんと尾の先が分かれていました!

 トカゲは自身に危機が迫ると尾を切断して逃走します。このとき、尾がちぎれきれないまま新しい尾が生えてきたり、再生尾が生えてくるポイントを怪我することで間違えて新しい尾が生えてくることがあるみたいです。

 このような現象は珍しく、海外では二又の尾のトカゲは幸運の印と言われたりもするそうです。そんなトカゲが莵道高校内で見つかったということで、新聞の取材を受けることになり、7月6日発行の「洛タイ新報」に記事が掲載されました。

 トカゲを飼育するのは簡単ではないため、取材の後で中庭に放しました。つまり、今も学校内で二股の尾のトカゲが暮らしているのです。すぐ近くにそんな珍しいトカゲがいるなんて、素敵なことだと思いませんか?