学校生活

 

 今年度も、3月に開催される「日本森林学会大会 高校生ポスター発表」で研究発表することになりました。それに向けて、2021年度や2022年度のセンサーカメラ調査の結果をまとめました。

 カメラは常に学校林に設置してあるため、撮影されるデータは膨大です。年間の撮影数は1000を軽く超えており、見るだけで大変、記録も大変、さらにそれをまとめるのも大変です。しかし、それだけ苦労してまとめたデータは本当に貴重で、2017年度からずっと継続していることもあり、科学部の財産といって差し支えないでしょう。

 そんな撮影結果ですが、やはりどの年度もニホンジカが最多であることは変わりません。ただし、その割合は年度によって違っています。ニホンジカ以外の動物も、テンが多かったりアライグマが多かったり、こちらは年度ごとに違う結果が出ています。つまり、学校林にいる動物は同じように見えて、毎年変動しているということです。そういった変動を見ていくことができるのが、継続調査の面白いところだと思います。