学校生活

 

 学校林でもっとも見られる動物といえば、誰に聞いても「シカ」と答えるでしょう。実際、撮影された動物のうち50%以上(場所によっては70%以上)はニホンジカです。近年、日本全国の森林でシカが増加していることが問題になっていますが、それは莵道高校の学校林においても同様なのです。
 夜間、学校に人がいなくなると、シカはグラウンドやテニスコート、中庭などの校舎側にやってきます。そして翌朝、足跡や糞といった形で、その存在をアピールするのです。遅くまで残って仕事していた先生が、駐車場でシカと遭遇したという話もよく聞きます。莵道高校はシカと共生する学校なのです。
 そんな風にシカばかり撮影されるので、たまに別の動物が撮影されると嬉しくなります。今回もタヌキやハクビシン、アライグマなどが撮影されましたよ。