学校生活

 

 理科の授業で「生物」を選択している3年生は、動物の中枢神経について学ぶとき、ニワトリの頭部を解剖して脳を観察する実験をしています。といっても、実験に用いるのは犬の餌として販売されている「鶏頭の水煮」です。ちゃんと処理されている上、柔らかく煮てあるので、簡単に脳を取り出すことができます。

 この実験で使った鶏頭が余っていたので、科学部でもやらせてもらうことにしました。生物を選択している部員はいずれ授業でやるので、物理選択や人文コースの部員を中心に解剖を行いました。

 ピンセットを使って頭蓋骨を剥がしていき、中にある脳を取り出します。ヒトの脳と比較して小脳が大きかったりと、鳥類ならではの特徴が確認できます。また、眼球につながる視神経も見ることができます。

 日頃、なかなか動物の頭部を意識したり、脳を取り出したりすることはないので、興味深い経験ができたのではないかと思います。