【オススメブックリスト2021特集vol.13】 三好正志先生のオススメ本

 私が今回オススメするのは、『13歳からのアート思考末永 幸歩(著)です。

 自分なりの見方や考え方がどれだけ大事か、そして自分が感じていることやひらめきをより深く考えるその大事さがよく分かる一冊です。感受性豊かな若い皆さんに是非読んで欲しい本です。 また、自分の見方や考えに自信が持てず、悩みがちな人にとってはきっと前向きになれるし、力が湧いて来る本です。      

 「13歳」といえば中学生ですが、だからといって中学生向けに書かれた本ではありません。老いた私でも「読んで良かった」と言えるし、むしろ「読まなきゃ損!」と言いたい内容です。  

 とてもわかりやすく誰もが楽しめる内容で、美術の授業を展開するような構成でまとめられています。               

 「エーッ、美術の授業・・・。」と思うかも知れません。         

 誰もが、中学までは美術の授業を受けたと思います。しかし、このような授業はなかったのではないでしょうか。どうしても作品づくりが中心で、上手下手、出来の良さを競い合うような授業になりがちなのですが、この授業は勿論そうではありません。 とても新鮮でたくさんの発見があります。全部で6段階の授業ですが、読むほどに大切なことを見つける授業です。         

そして、全ての授業のまとめでは、現代に生き、未来に向かう私たちに、とても重要なことを示唆してくれています。           

 (正直、こんな授業をやってみたいと私は思いました。) 

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