先輩達の軌跡をまとめよう!箱石浜ボランティア活動アーカイブの試み

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先日、丹後緑風高校久美浜学舎のホームページ「くみはま探検レポート②函石浜遺跡を知っていますか?」(久美浜学舎>学校図書館>くみはま探検)でも紹介した、箱石浜海岸について、現在、生産科学系列の授業等において探究学習が行われています。
 白砂青松で知られる箱石浜の自然環境を守る「松林再生プロジェクト」は、8年前に発足し、久美浜高校生産科学系列の生徒も毎年参加していました。その折々では新聞や学校ホームページで記録されてきたものの、8年間の植樹の取組や成果を通観できる記録は残されていませんでした。現在、それら散逸していた記録を集め、整理してアーカイブしていこう!という試みが、農業科の山内教諭を中心にスタートしています。授業では、過去の取組記録のメモを整理し、当時の新聞各紙や京丹後市の広報きょうたんごの報道記録を集めながら、箱石浜の松林の植林が歴史的にはいつ頃からはじまったのかということや、環境問題への影響などについても、文献をひもといて情報を集めていました。
 学校図書館でも協力し、インターネット上で記録の残っていない新聞記事などを、後日、京丹後市立図書館等で調査する予定です。

 久美浜高校の生徒が発芽から世話をして植えた松が、防風林として立派な役目を果たすまでには、何年もかかります。卒業後、各々の人生を歩んでいる生徒達が、いずれ箱石浜で大きく成長した松を見る日が来たら、振り返ることのできる記録になると良いですね。