「いとこ汁」は、校区の浄土谷地区に伝わる郷土料理です。

なす、かぼちゃ、そして小豆が、みそ汁に入っている、一度食べたら忘れられない料理ですね。
「いとこ汁」は、お盆の時に「おしょらいさん」(精霊)に供えるために作った料理で、なす、かぼちゃ、小豆は、畑でとれたもの、みそは家でつくる手作りこうじみそを使って作られていました。
先週の「にしんなす」もそうですが、長岡京市では、昔から言い伝えられている郷土料理を、子どものころから知って欲しいと給食の献立にとり入れてきました。
中学生になったみなさんは、親になり、伝えていく立場に近づいています。
郷土料理はその土地の食材を使い「体に良い」「縁起がいい」「災いに遭わないように」「豊作への願い」など、色々な願いが込められていて、その思いを知ると心が和みますね。
身体と心の栄養になる「郷土料理」。まずは知ること、食べること、そしていつか作れるようになってほしいと願っています。
給食室の様子です。
主な材料は、なす、かぼちゃ、そして小豆です。






まず、小豆を軟らかく茹でておきます。


削り節でとっただし汁になす、かぼちゃを入れてみそで味をつけます。


茹でた小豆を入れ、少し煮て味を含ませて、出来上がりです。






食べなれない食材の組合せでしたが、ホクホクのかぼちゃ、おだしを含んだなす、みそ汁に入った小豆も意外とおいしかったですね。
