京都に向かった8年一行は、まず「祇園祭ぎゃらりぃ」に向かいました。ここは、平成28(2016)年に特定非営利活動法人京都まつり・文教協会が設立した、「1年中祇園祭が体験できる体感型施設」です。祇園祭の見どころを六曲一隻の屏風に見立てた大型モニターで紹介する「デジタルサイネージ」や、高さ6m、重さ6tの実物大の「鉾」が展示されています。鉾は、釘を一切使わない「縄がらみ」という伝統技法で組まれています。ほかに、江戸時代に赤樫で造られた車輪、銅掛や水引など「山」や「鉾」に付随する飾りである懸装品が展示されています。映像を楽しむだけでなく、展示品に実際に触れて祇園祭を感じられるようになっているのが特徴です。
祇園祭で曳かれる本物の鉾には、三和町友渕で編まれた縄が使われます。8年生は、事前学習で吉田地域講師に教えていただいた、釘を一切使わない縄がらみの手法について、熱心に観察し、話を聞いていました。三和町と京都とのつながりが目で見て、触れて理解することができました。


