コンピュータを理解し上手に活用していく力を身に付けることは、コンピュータ等を活用することが多く求められるこれからの社会を生きていく子どもたちにとって、将来どのような職業に就くとしても、重要なことです。ということで、令和2(2020)年度から、小学校においてもプログラミング教育が導入されることとなりました。
コンピュータをより適切、効果的に活用していくためには、その仕組みを知ることが重要です。コンピュータは、人が命令を与えることによって動作します。この命令が「プログラム」であり、命令を与えることが「プログラミング」です。プログラミングによって、コンピュータに自分が求める動作をさせることができるとともに、コンピュータの仕組みの一端をうかがい知ることができます。
今、小学部では、プログラミング学習に取り組んでいます。プログラミングのキットを学年ごとに回していきながら、各学年の目標に合った学習を行っています。
1月29日(水)は、3年生がプログラミング学習を行いました。この日は、ロボットが「光る、動く、音を出す」ようにすることを目標としていました。しかし、「光り続ける」「動き続ける」「音が鳴りっぱなし」では困ります。そこをプログラミングし、自分のイメージしたとおりにロボットを動かそうとしていました。
なかなか音が鳴らない児童が何人かいました。そうした時、何がいけなかったのかを考えるとともに、自分のプログラミングを振り返ったり、やり方を工夫したりすることが大切です。幾度かの試行錯誤の末、問題を解決した子どもたちの顔は、満足感に満ちていました。






子どもたちのプログラミングの能力を開花させ、創造力を発揮させることで、将来、起業したり特許を取得したりすることにつながるかもしれません。これからも、様々な学習活動を通して、子どもたちが秘めている可能性を発掘し、将来の社会で活躍できるきっかけとしたいです。