1月17日(金)に、大江山鬼そば屋の共同店主、佐々井飛矢文様にお世話になった7年ジョブガイダンス。ご講話に引き続いて、そば打ちを体験させていただきました。
そば作りは、「挽き」「こね」「のし」「切り」「ゆで」の工程を経て完成します。今回、7年生は、「こね」から行いました。

まずは、佐々井さんにお手本を見せていただきました。そば粉に水200mLを用意します。まずそば粉に半分水を入れ、均一になるように混ぜていきます。瞬く間に丸まり、伸ばされ、「切り」の段階まで進んでいき、生徒たちから感嘆の声がもれました。



「この作業を20分で行ってください。」と言われ、できるかな?と不安になりつつも、張り切って腕をまくる生徒たち。「こね」を行いますが、お手本ではあんなに素早く塊になっていくのに、なかなか上手くいきません。ポイントは、水加減と体重を乗せて力強くこねることなのですが、生徒たちは苦労していました。しかし、再びお手本を見せていただいたりして、何とか塊ができました。



次は、「のし」です。厚さが均等に薄くなるように、麺棒を使って伸していきます。これも、なかなかお手本のように広がっていきません。佐々井さんから、綿棒の持ち方、転がし方のアドバイスを受けながらがんばって、何とかまな板と同じくらいのサイズに広げることができました。



続いて、「切り」です。その準備として、薄くのばした麺を折り重ねて、麺切り包丁を構えます。麺切り包丁は、中央部に近い部分を持ち、その重みを利用します。



できるだけ細く、太さが均一になるようにして注意しながら切っていきました。



ここまできたら、いよいよ「ゆで」です。熱いお湯に麺を投入していきます。佐々井さんが茹で具合を見てくださいました。茹で上がったら、ざるへ移していきます。



楽しい盛り付けです。もうすぐ給食の時間だというのに、山盛りの麺をよそう生徒がたくさんいたのが微笑ましかったです。



お好みに合わせてつゆをかけて、刻みネギを乗せて食べる前の作業は完了です。



そしてそして、待ちに待った「頂きます」の時間です。食べてみると、とても腰があって、こわい(硬い)麺ですが、その弾力性が心地良かったです。何より、そばの香りが口一杯に広がり、とても美味しく頂くことができました。自分で打ったことで美味しさが倍増したのか、おかわりをする生徒が何人もいました。
生徒たちは、「むちゃくちゃ美味しい。」「モチモチしていて凄い。「コシがある。」「いつも食べているそばは、すぐ飽きてしまうけど、飽きない。」と言っていました。



佐々井様、たくさんの準備をしていただき、興味深いお話からそば打ち体験まで、大変貴重な時間をお世話になりました。ありがとうございました。