10月18日(金)に、文化庁主催の「学校における文化芸術鑑賞・体験事業ーユニバーサル公演事業ー」による「参加型クラシックコンサート&ワークショップ」を開催しました。学校における文化芸術鑑賞・体験事業とは、学校等に文化芸術団体又は芸術家に来ていただき、子どもたちに質の高い文化芸術を鑑賞・体験する機会を確保するものです。子どもたちの豊かな創造力・想像力や、思考力、コミュニケーション能力などを養うとともに、将来の芸術家や観客層を育成し、優れた文化芸術の創造につなげることを目的としています。
来てくださったのは、音楽で子どもの心を育てるNPO法人、みんなのことばの皆様でした。今回子どもたちの前で公演されたのは、フルート、ヴァイオリン、ヴィオラ、チェロ、司会・歌担当の5名様でした。
2時間目に1~6年生、3時間目に7~9年生が鑑賞しました。プログラムは、以下のとおりです。
1 「アイネ・クライネ・ナハトムジーク」(ヴォルフガング・アマデウス・モーツァルト) ~楽器紹介~ |
2 交響曲第5番「運命」(ルードヴィヒ・ヴァン・ベートーヴェン) |
3 「ユーモレスク」(アントニン・レオポルト・ドヴォルザーク) |
4 1~6年 『ドン・ジョヴァンニ』より「窓辺においで」(ヴォルフガング・アマデウス・モーツァルト) 4 7~9年 「魔王」(フランツ・シューベルト) |
5 プロの声楽家に学ぶ!声楽レクチャー |
6 1~6年 「にじ」(新沢としひこ、中川ひろたか) 6 7~9年 「あなたに会えて…」(山崎朋子) |
7 指揮者を体験してみよう 『カルメン』より「闘牛士の歌」(ジョルジュ・ビゼー) |
8 「ラデツキー行進曲」(ヨハン・シュトラウス1世) |
9 アンコール「さんぽ」(中川李枝子、久石譲) |
プロフェッショナルな演奏、声楽による「生音」「生声」は、いかに再生機器が発達しようとも、心に迫るものが違います。子どもたちは、すぐに音楽の世界へ引き込まれていました。特に、「魔王」の迫力は、圧巻でした。
プログラムの5と6は、プロの声楽家に教えていただきながら、フルート、ヴァイオリン、ヴィオラ、チェロの伴奏で子どもたちが歌いました。とても心地よかったことでしょう。
指揮者体験コーナーでは、8人の児童生徒が指揮棒を振りました。演奏家の皆さんとの一体感を感じているのか、皆とても楽しそうでした。
あっという間にアンコールを終え、公演が終わってしまいました。本当に楽しい時間を過ごすことができました。みんなのことばの皆様、ありがとうございました!