9月19日(木)に8年生が、長田野工業団地アネックス三和にある株式会社堀場エステック京都福知山テクノロジーセンターと、株式会社ワイエムシィ京都事業所へ職場訪問を行いました。
今回の学習のねらいは、
①仕事の内容・職業の社会的な意義や役割を知り、進路選択への意識の高揚を図る。
②様々な人々との働く姿に触れることにより、働くことの苦労や喜び、仕事を通しての生きがい等を学びながら、自らの生き方を考える契機とする。
③地元の事業所を職場訪問することにより、地域社会との交流を深めるとともに、社会の一員であることの自覚を身に付ける。
の3点でした。
各事業所では、企業概要の説明を聞き、仕事の様子を見学しました。最後に、生徒からの質問に丁寧に答えてくださいました。仕事の内容や仕事に必要な勉強、仕事のやりがい・苦労や、中学生へのアドバイス等についても話していただきました。
堀場エステックが電気計測器製造業、ワイエムシィが液体クロマトグラフィー関連製品製造販売業ということで、理科や数学をよく修めた方が良いです。しかし、仕事は、一括りではいかないものなので、様々な力を付けることが大切です。例えば、海外の研究論文を読んだり海外の人とコミュニケーションを取るには、英語が必要です。理科そのものの知識だけでなく、それに関する法律の知識も必要です。また、エンジニアを支える職種なら、職務環境を整え、より安全に仕事ができるように考える力が大切になります。
勉強以外のことも大切にした方がよいとおっしゃった方がいました。食べたことのない物を食べる、やったことのないことに挑戦するなどです。その一つが仕事につながることもあると。別にそれが仕事につながらなくてもいいんだ、と。その方は、小学生の頃から続けてきた空手を大切にしているとおっしゃっていました。
別の方は、自分の興味のあることを突き詰めることが良いとおっしゃいました。30年以上働くなら、興味のあることの方が良いと。
仕事のやりがいについての質問には、「自分が頑張ることでほかの人が助かる。」や、「自分たちが作った物が世の中の役に立つ。」といったお答えが印象に残りました。仕事は、自分のためのものであると同時に、世のため人のためのものでもあるのです。
仕事をしていると、順風満帆ではいかないこともあります。しかし、上手くいく前の苦しみを踏まえてこそ、楽しいことがあるのだというお話も素敵だなと思いました。逆境にあるときの心の有り様を教えていただいた気がします。
日本で最先端の機械を見せていただいたり、そこで働く方の職業観ややりがいなどについて聞かせていただいたりして、学び多い半日を過ごすことができました。お世話になった事業所の皆様、ありがとうございました。





