児童が主体となる「楽しい授業づくり」を進めています。
1年生では、国語科の学習で、「おむすびころりん」を学習しています。
目標は、音読発表会に向けて
「より想像を広げて物語の世界に入り込み、工夫して音読しようとする」ことです。
低学年は、文字をそのまま頭の中のイメージにすることが難しいので、
叙述に基づいて、場面の様子や、登場人物の言葉、動きを
「動作化」します。
その時の読み方、演じ方などの工夫を考えておこないます。
本日は、「穴に落ちてきたおじいさんに(自分なら)何をしてあげたいか」について
グループごとに話し合いをしました。
グループ内で自分の意見をまとめた後、
おじいさん役の竹谷先生が登場し、
ねずみ役の1年生は、おじいさんに対して、してあげたいことを伝えました。
「お茶を出す」
「かたたきをしてあげる」
「おどりを見せてあげる」
「お風呂に案内する」
など、
おむすびを落としてくれたおじいさんを持て成そうと
いろいろ考えたことを楽しく伝えてくれました。
発表の時は、ちょっと恥ずかしくてなかなか言葉が出てこない場面もありましたが、
そこは先生が聞いて、みんなに伝わるようにサポートしました。
友達の発表を、みんなわくわくして聞いていましたよ!
「おむすびころりん、すっとんとん!」
みんな笑顔でにぎやかな声が、廊下にも響き渡っていました。
また、図画工作科とクロスオーバーして、
みんなの考えた今日の場面を「お話の絵」して描きました。
みんな自分で考えて演じた内容ですので、
想像がどんどん膨らんできます!
一つのインプットから、違う形の2つのアウトプットで、
自分が気づいたこと、考えたことを表現します。
1年生の発達段階に合わせた、学習方法を研究し、
子どもたちが学習内容を自分事として捉えて、
心の内から「楽しい!もっと学びたい!」と思える授業づくりにチャレンジしています!