6月20日(金)、普通科1年生総合的な探究の時間履修者及び普通科3年生フードデザイン履修者を対象に『アユ』から地域を考察する授業を行いました。淀川、由良川の水源地である北桑田地域。森は清流を産み出し、その清流を守りながら北桑田の人々は生活を営んできました。そんな自然と人々の共存が図られていることが、京都丹波高原国定公園の指定理由に挙げられています。 この授業では、その象徴とも言える『アユ』をキーワードとして地域を考察しました。
1年生は漁協の役割や地域振興、環境保全の取組、農林水産業の振興に向けた行政の果たす役割と具体的な施策について学びました。さらに、『陸封アユ』のメカニズムと天然アユが泳ぐ上桂川を繋ぐ活動について理解することができました。


3年生はアユを塩焼きにする際の串打ちの方法について学び、その後自分たちの手で炭火焼きを行うことで、地域の伝統食やその作り方などについての理解を深めることができました。


最後は1・3年生共に上桂川の天然アユと養殖アユを食べ比べることで、両者の見た目・味・匂い・触感(食感)などの違いについて、その理由を含めて考察しました。


1・3年生共に地域文化への理解を深め、地域の魅力を再認識するきっかけとすることができました。