校長挨拶

 『山に良材、里に人材』。本校は、今年度学校創立80周年を迎え、本校に対する地元からの期待は大きく、地域活性化の核になることを目指し、コミュニティースクールとして、地元や地域の幼小中学校と連携して「SDGs(持続可能な開発目標)」をテーマに取り組んでいます。

 豊かな自然と少人数教育の特色を活かし、昨年度も第一希望で希望進路を叶え1割が国公立大学、3割が私立大学、1割が公務員に就職、2割が医療・看護・福祉系などほぼ全員が第一希望の進路実現を果たしました。小規模校のため合格人数は少なくても、公務員の合格率、国公立や難関私立大学の進学率等、生徒人数あたりの合格率は京都府でも上位に位置します。

 「文武両道」を伝統とする校風から、部活動は加入率が90%以上と非常に高く、全国大会総合優勝3回を誇る自転車競技部は、昨年度全国大会において6年連続で優勝者を輩出し、アジア大会3冠、世界選手権銅メダル等々輝かしい成績を挙げることができました。3月の全国高校選抜大会でも優勝、入賞を果たし今年度の活躍が期待されます。また、スポーツシューティング部や農業クラブでも毎年全国大会出場を果たし全校生徒の2割程が近畿、全国大会を経験します。

 本校の特色として、府内唯一、全国でも数少ない林業専門学科【京都フォレスト科】 があり、『森の担い手』を育てるべく、育林から木工加工(ログハウス、コンピューター加工)・森林経営など林業を一貫して学ぶことができる全国唯一とも言える学校です。SDGsの実践と高機能林業機械や木材加工機、ドローンの活用による実習等、『スマート林業』にも取り組む一方で、京都府立大学や京都府林業大学校との連携も行い、林業の指導者や技術者養成、地域の後継者となる人材育成に取り組んでいます。

 【普通科】は小規模の学校であることを活かし「Kitakuwada Style」と呼ぶ本校独自の学習システムにより、10~20名の徹底した少人数講座による授業展開や丁寧な学習指導・進路指導で予備校に通うことなく進路希望の実現(国公立、難関私立大学等)を達成するとともに、総合的な探求の時間では「森の京都ふるさと創生学」と名付けた北桑田のフィールド全てを教育資源として、地域創生に寄与する人材の『地域の担い手』育成を目指しています。

 校内に鳥谷川という小川が流れる、全国でも有数の自然に恵まれた学習環境と少人数を活かし、充実した指導体制のもと、生徒一人一人が主人公となり、『みがき、かがやく』ことができる高校です。地域とともに歩む学校であり続けるために、教職員一同、全力で取り組んで参ります。

令和6年4月1日

京都府立北桑田高等学校
校 長 田 中 良 泰