学校長あいさつ

「一人一人を大切にした教育の推進をめざして」

井手町立井手小学校長  鐘築 栄滋

 本校は、「地域とのつながりの中で、子どもを包み込み、はぐくむ学校」を教育目標として、教職員が「個々の力を発揮する」、「協働して活動する」、「学校組織として子どもたちと向き合う」ことを大切にしています。

 教育目標の実現に向け、次の3つことを重点として取り組んでいます。

 1つめは、子どもたちの「学力の向上」です。

本校では、教師の授業力や指導力を高め、子どもの事実をもとに教育実践を積み重ねてきました。昨年度までは、「伝え合う力」を育成する中で、「主体的・対話的で深い学び」の実現に向けた授業改善を推進し、「知識及び能力」「思考力、判断力、表現力」「学びに向かう力、人間性等」の資質・能力の向上を図ってきました。今年度は、校内重点研究主題を「主体的に学び、思考したことを表現できる児童の育成」とし、これまで培ってきた手法を活かし、情報を読み取る力や整理・分析する力を育てることに主眼をおいた「授業づくり」を進めていきます。

また、教師が児童をしっかり「教え」「ほめる」ことによって成功体験を数多くさせ、自己肯定感を高めていくことも大切にしています。

 2つめは、「集団のきまりを理解させ、人を思いやり尊重する心を育てる」ことです。

本校では、「あらゆる教育活動、地域活動を通した人権教育の推進」を進めています。いじめ事象に対しては、未然防止、早期発見、早期対応が徹底できるシステムを機能させるとともに、教職員の人権意識の高揚を図っています。また、子どもたちにルールを守る大切さを教えながら、丁寧なコミュニケーションによる豊かな心を育成しています。

 3つめは、「地域総がかりで子どもをはぐくむ」ための実践です。

「いでっ子応援隊」の協力により、保護者・地域と連携した幅広い教育活動を行い、「まちづくり教育」を推進しています。子どもたちが、保護者・地域の方々と様々な場所や場面で関わり、多くの人々に見守られ、応援していただいているという思いを持たせる機会がつくられています。

本校は、これらの一人一人を大切にした教育の推進を通して、たくさんの人と繋がり、人が好き、ふるさと井手町が好きといえる子どもたちを育てていきます。

タイトルとURLをコピーしました