【第1学年】車いすバスケットボール

今日は、講師の先生をお招きして
車いすバスケットボールを体験しました。

競技用の車いすを初めて見る人も多く、
そのスピードや迫力、操作技術に歓声をあげて驚いていました。
特に、車いすに乗ったまま地面に転がっているボールを取る際、
ボールをタイヤの側面に押し付けて上まで持ち上げる技を見た時には、
まるで魔法を使ったかのような不思議さにどよめいていました。

その後全員が一人ずつ競技用車いすに乗り、
前進、Uターン、後進を体験しました。
前進はイメージ通りにできても後進は難しく、
両手を同じ力でそれぞれのタイヤの同じ場所からまっすぐ引く
という慣れない動きに苦戦していました。

各クラス代表5人ずつによるクラス対抗戦では、
バスケットボール経験者であっても
座った状態からのシュートは難しく、
車いすを操作しながらのハンドリングに戸惑いながら
大声援の中、必死に頑張っていました。
結果的には全4試合で1ゴールしか入りませんでしたが、
いかに技術や体力が必要な競技なのかが伝わったようでした。

今回の体験の感想を聞いてみると、
「普通のバスケットボールよりも圧倒的に難しく、
 障がいの有無や年齢、性別に関係なく誰もが平等に楽しめるという点で、
 車いすバスケットボールがもっと日常的に触れられるスポーツに
 なってほしいと思いました」や
「車いすに乗っている人は、自分たちよりできることが少ないので
 助けてあげなければならないと思っていたけれど、
 今日の体験で自分の方ができないことが多いことが衝撃的で、
 偏見ってこういうことなのかと気付けた」など、
障がい理解学習を通して知ってほしかった大切なことに
しっかり気付いてくれていたようでした。

ここからは知っただけで終わらず、
自分たちがどう動いていくべきかを考えて、
優しい社会を目指して少しずつでも行動に移していってください。

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