
10月17日、「授業基礎(読み書き支援)」をオンラインにて実施しました。京都府総合教育センター北部研修所地域教育支援部 森本 尚之 研究主事兼指導主事を講師として、iPadを活用した読むことや書くことへの支援について講義いただきました。
講義では、読み書きに困難のある児童生徒が、もてる力を最大限発揮していくために、「読み」「書き」だけにこだわらない、さまざまな学習方法があることについて紹介されました。また、児童生徒と個に応じた学び方を一緒に見つけていくことを前提として、iPadの操作画面を提示しながら読み上げ機能やマークアップなどの設定方法や操作方法について説明されました。

学習の本来の目的や身につけさせたい力を達成させるため、支援が必要な生徒に対してだけでなく全ての生徒に対してできる限りの選択肢を示し、生徒自身が自分の特性に合ったツールを活用・カスタマイズして、能力を最大限に発揮できるよう指導したい。

読み書きが苦手な子どもは、学習内容を理解するまでに読み書きすることだけでエネルギーを使い切ってしまうので、その子にあったツールを使って学習支援を行えればと思った。そのためにはその子がどんなことが得意なのか苦手なのか丁寧にアセスメントし、自身に合った学び方を選択できるようにしていきたい。