京都府教師力養成講座「夢・未来」講座で講演

 5月17日、16期京都府教師力養成講座「夢・未来」講座で、「ICTを活用した授業実践」と題して講演を行いました。 
 教師力養成講座は、教師を志す大学生を対象に京都府の実践を学びながら教育実践力を養成する京都府教育委員会主催の講座です。
 講座では、受講生は熱心に講義を聞いたり、積極的に自分の意見を述べたりする姿が見られました。

主な講演内容
 ・GIGAスクール構想やSociety5.0など国の施策
 ・第2期京都府教育振興プランや学校教育の重点など京都府の施策について
 ・ICTを活用した校務・授業づくりについて

 講演のあと、受講生は、「ICTの活用で大切にしたいこと」についてを協議しました。自身の学校でのボランティア等の体験を想起しながら、ICT活用において大切にしたいことや、活用の様子について活発な協議が行われました。

受講生の感想

教室が多様な背景を持つ生徒であふれる中で、個別最適で、協働的な学びを展開するには、ICTの活用が欠かせないと感じた。その上で、情報モ ラルやリテラシーなど、生徒の態度、考え方の育成に留意することの大切さを学んだ。ICTに関わらず、生徒が自分で考え、判断できるよう日頃から場を与えていくこと、授業規律を持って指導できるよう、自分の軸、基準を明確にすることに努めていきたい。

ICTを活用した教育実践を進める上で、ICTを活用することが目的にならないように留意する必要があると感じた。講義を受け、本当にICTを用いた方が、子どもたちの学びを深めることができるのか、一部分はアナログで進めた方が思考の流れを止めずに活動に取り組むことができるのではないかということを常に考えながら活用していくことが大切だと考えている。