授業DX研究会とは、学校や校種の枠を越えた共同的な研究活動を通して、生成AIなどの新しい技術やデジタル学習基盤を活用した授業DXを推進し、学校教育の充実を図ることを目的として、今年度より開始した取組です。
今年度は、次の4つのテーマを設定し、参加者は1年間を通して研究に取り組みます。
① 個別最適な学び
② 情報活用能力の育成
③ 英語における言語活動の充実
④ 遠隔授業
①個別最適な学び



主な内容
〇 令和の日本型学校教育、「個別最適な学び」と「協働的な学び」とは
〇 「個別最適な学び」から考える授業の姿とは
参加者の感想

個別最適な学習と協働的な学習の充実がされている授業の形を想像することが難しく、どのような授業を作り上げていくのがよいか1年かけて考えたいと感じた。さらに「好きをのばす」という言葉があったように、これからより一層重要になる個別最適な学習について学びを深めたい。

改めて個別最適な学びが求められる背景を学習するとともに、他の先生方の実践を聞く良い機会となった。今回得た学びや視点をすぐに所属校に適用することは学校の規模や生徒観の違いがあるため容易ではないと感じているが、まずはできるところから始めて自分なりの指導法や視点の確立を目指したいと感じた。そして個々の授業づくりにとらわれることなく、広い視野にたって実践を積み重ねていきたい。

日々の授業の中で、子どもたちに「これをやらせたい、身につけさせてあげたい」と思えば思うほど、本人のやりたいこととうまく噛み合わず、折り合いの付け方に頭を悩ませることが多々あった。本研修のキーワードのひとつとして「子どもたちが学びのオーナーシップに」というものがあった。同じ活動であっても、子どもたちが「自分で選べた!」「これならわかる、できる!」と思える体験をたくさん積ませたい。明日からの授業づくりにおいて、まずは「子どもに選択肢を一つ委ねる」ことから実践していきたい。そこから「できた!」「わかった!」を積み重ねていきたいと感じた研究会であった。
②情報活用能力の育成

主な内容
〇 AI時代のデジタル・シティズンシップについて
〇 AI倫理教育の実践事例より
参加者の感想

自分が知らないことがたくさんあり、勉強になりました。また、生成AIについての具体的な実践は初めて知ったので、質問の仕方や生徒の実際の応答などを聞くことができ、良かったです。高校の現場でも読書感想文を、AIとの見分けがつかないことで無くしたり、志望理由書の最初の部分をAIに添削させたりと、色々調整をしながら利用を増やしている所です。この研修を通してさらに勉強し、日々の指導に活かして

子どもたちはデジタルネイティブであり、それゆえ便利さを当たり前に享受している。しかし、情報機器を正しく、安全に使用させるためにはデジタル・シティズンシップが重要であり、それらの指導の必要性を再確認できた。
③英語言語活動の充実

主な内容
〇 京都府の英語教育の現状
〇 生成AI導入の利点とは
〇 生成AI導入の失敗例から
〇 授業実践におけるAI導入
参加者の感想

AIを用いるメリットとして、学習者が英語を使おうとする意欲につながり、
成功体験を積むことで自信を持って英語を話すようになる点が、
よく理解できた研究会でした。
授業にも取り入れ、実践していきたいと思います。

「Human first, AI second」の考え方が大変印象に残った。
AIを使うことをゴールにして、生徒に使わせようという考え方をしていたが、
あくまでもAIは個々の生徒の理解や言語活動を促進するためのツールである
という考え方に切り替えることができた。
④遠隔授業

主な内容
〇 Teams上での共同編集の体験
〇 学びのプロセスについての講義
〇 遠隔教育の累計と分類の講義
参加者の感想

「学習者の見取りがいかにできるか」が大事というお言葉をいただき、指導者としてはその環境を考えたいと思いました。

遠隔授業の可能性を感じた部分と、自分自身のICT機器の使用の不慣れさを感じた部分がありました。不登校生徒等、生徒達のために有効な物になるように、これから頑張っていきたいと思います。