

10月31日、「【中上級】授業活用(STEAM教育)」講座をオンラインで実施しました。講師には、経済産業省 商務・サービスグループ サービス政策課 教育産業室 室長補佐の長澤貴暁 様と同省 同グループ 同課 同室 係長の久江良太 様をお迎えし、経済産業省が推進する「未来の教室」の取組を踏まえて、企業や地域等と連携したSTEAM教育の可能性についてご講義いただきました。
講座前半では、経済産業省が教育分野に関与する背景や、民間教育サービスとの連携の重要性について説明がありました。続いて、東京都渋谷区における先進的な実践事例を紹介していただき、企業や地域等と連携した探究的な学びやICTの活用について理解を深める機会となりました。
また、後半の意見交換では、「STEAM教育の実践に取り組みやすくするには、どのようなことが必要か」というテーマ等について、STEAM教育の実践に対する期待と課題が共有されました。
※STEAM教育:STEM(Science, Technology, Engineering, Mathematics)に加え、芸術、⽂化、⽣活、経済、法律、政治、倫理等 を含めた広い範囲でA(Arts)を定義し、各教科等での学習を実社会での問題発⾒・解決に⽣かしていくための教科等横断的な学習
●受講者の声

講義ⅠではSTEAM教育の基本的な知識、講義Ⅱではその具体例について学ぶことができ、STEAM教育のイメージが湧いた。また協議では他校の先生方がどのように考え、どこに難しさを感じているのかを学ぶことができた。

今回の講座を通して、探究的な学び、個別最適な学びを深めていくためにもSTEAM教育の社会連携をしていく必要性を感じた。渋谷区の実践を受けて人的資源や企業とのつながることの魅力や良さを知ることができた。今まで都会だからできる部分もあるのかなという思いがあったが、自分の地域の人的資源や企業に目を向けて実践をしていきたいと考えた。

STEAM教育を児童生徒の学ぶ方法の1つの手段として、活用できるように様々な分野で連携ができるようにしていきたい。そのためには、地域コーディネーター等の外部と繋がる部との校内連携を意識することから始めたいと考えました。