5月21日、ICTを効果的に活用した新しい授業デザインを追究する「エバンジェリスト育成研修」がスタートしました。
小・中学校、府立高校、府立特別支援学校の教員を対象に、「Creative」を共通テーマとして、企業と連携して研修を行い、京都府全体でICTを活用した個別最適な学びと協働的な学びの実現と、「新たな価値を生み出す力」の育成を目指します。
第1回研修会は全校種合同で開催し、「Creative」を柱にした講演とワークショップが行われました。各市町・各府立学校から代表者として選出された受講者は、「子どもたちのCreativityの扉が開いた瞬間」について交流するなど、これからの社会で求められる力や教育に求められるもの、授業の在り方について学びました。
研修内容
○ 講義「マインドチェンジのために」
○ 説明「ICT教育を推進するにあたって」
○ ワークショップ「Creativeって何だろう」





今後、受講者は1年間かけて全5回の研修会とグループワークを行い、仲間とコミュニティを作り、協働・実践しながら、「Creativeな授業」について学びを深めていきます。
また研修終了後、受講者は「エバンジェリスト(伝道師)」として認定され、実践と伝達をしていきます。「エバンジェリスト」によって各市町や各校での教育実践が進み、京都府全体のICT教育推進に向けて、校種や教科の垣根を越えた「大きな輪」へと広がることが期待されています。
:昨年度の様子については、次のリンクよりご覧になれます。
令和5年度「エバンジェリスト育成研修」の様子
:令和6年度「エバンジェリスト育成研修」については、次のページでご覧いただけます。
令和6年度 エバンジェリスト育成研修
受講者の声

これまでの常識にとらわれないために、マインドチェンジする必要性を感じた。生徒が大人になった社会を先読みして、教育活動を行っていきたい。この研修でインプットしたことを、授業で表現し、自校にも積極的に共有していきたい。

非常に有意義な研修になると感じています。講師の方々の意識や考え方を聞いたり、グループワークを行うことで危機感であったり、自身の現状に立ち返る機会を与えてくれるので、この1年間の研修で実践し、広げていきたい。

初めて聞いた考え、今後の教育の重要なポイントになる言葉がたくさんあり、学ぶことができましたが、それを自分のものにして教員としての考え方や授業実践に取り組んでいけるか不安なところがあります。だけど講義にもあったモヤモヤをたくさんのチャレンジと本研修で新しい考えや創造に変えていける教員になれるように今後の研修に取り組んでいこうと思いました。