面積ではたくさんの公式が出てくる。 4年生までに学習しているのは、長方形や正方形の面積である。5年生では、三角形の面積、平行四辺形、台形、ひし形の面積の公式を学習することになっている。
そこで、公式も言葉の式であるという考えの基に、公式を自分で作ってみようという学習を取り入れた。
図形を移動させたり、分割したりして既習の面積の公式を用いて面積の求め方を自力解決し、子どもたちは、さまざまな求め方を考えた。そして、それぞれの求め方を発表させた。その際、式の意味を大切にして、他の児童に説明させたり、それぞれの数は何を表しているのかを説明させたりした。
最後に、様々な考え方に共通している点や簡単な方法を見付ける中で、公式に使うとよい数字を見付け、公式へと導いていった。赤色の直線は、平行四辺形のはば、高さ、ということを知らせ、平行四辺形の面積の公式は底辺×高さと見付けさせた。 その後、底辺と高さに数字を当てはめて面積を求める練習をした。当てはめたらよいだけなので、簡単に求めることができていた。 移動したり、分割したりして求めるよりは、公式に当てはめたらよいので、子どもたちは公式の便利さに気付くことができた。