本日は7月初日ということで、全校放送による朝会がおこなわれました。
校長先生から「三つのあ」について話がありました。

一つ目は「あんぜん」の「あ」
二つ目は「あいさつ」の「あ」
三つ目は「後片付け」の「あ」
暑い日が続いて、熱中症になるおそれがあるため、
水分補給とともに、「屋外ではマスクをはずす」ことで、体内にこもる温度を外に出すことについて聞きました。

新型コロナウイルス感染症予防の徹底から、この2年間、子どもたちはマスク生活を重んじてきました。また、学校でも、教育活動を進めるために、マスクをきちんとつけることの大切さについても話してきました。
しかし、本日のような気温の中でマスク着用にこだわることで、熱中症へのリスクが高まるのも事実です。
一方、子どもたち自身はマスクがもはや心のガードとなってしまったかのように、
マスクを外すことへ抵抗を感じている子も少なくありません。
子どもたちに求められることは、最終的には「自分で自分の体のことを理解し、自分で判断できるようになること」だと思います。
しかし、子どもは未熟がゆえに、自分の体調や体力を把握したり、制御したりすることが難しいものです。
また、「多数派に合わせる」といった同調性も生まれます。
本来的には登下校の際も、(時には屋内であっても)「自分の体調を捉えて、マスクをつける、外すは自分で判断すること」が大切ですが、
先に述べた子どもの特性上、「屋外でマスクを外すこと」を教員から伝えることが必要な場面が出てきます。
事実、今週は連日、校内放送と学級担任から、登下校時にマスクを外すこと、安全帽をかぶることを指導していますが、
「自分は大丈夫」とマスクを外さず帰って、体温がこもって下校後に発熱、
熱中症で欠席するケースも多発しています。
本日は予想最高気温が39℃、14時半の時点で38℃です。
下校する子どもたちに、水筒の中身にお茶が残っているかを確認し、(なくなった子には水道水を入れるように指導しています)
屋外では、マスクを外すこと、帽子をかぶること、
水分を補給して下校することを指示しています。
マスクを外すことに抵抗を感じる子どもたちの気持ちはよくわかります。
その思いを尊重したい思いもありますが、
連日の猛暑と熱中症のケースを鑑み、
「自分は大丈夫」という過信が重篤化を招くリスクも踏まえて、
この時期のマスクを外しての登下校に、
ご理解・ご協力いただければと思います。