総合的な探究の時間

「北稜探究」

 授業や読書、インターネットなどで得られた知識や、実験・観察を通じて分かったことを、相手に分かりやすく魅力的に伝えるためにはどうすればいいでしょうか。相手に伝えるという営みは、豊かなコミュニケーション力を身につけることができるだけではなく、これまでの自分の考えを深めたり、仲間や先生、専門家、地域の方々との交流を通して視野を広げ、より主体的、実践的に学習する態度を養うことができます。
 本校の表現活動の中心は、総合的な探究の時間「北稜探究」の授業です。例えば、地域の課題解決を目指したり、地球環境問題に取り組んだり、英語による地域案内ツアーを行ったりしています。自分の興味、関心のある講座を選択し、取り組みに主体的に参加することで、地域をフィールドとした課題解決力を伸ばし、よりグローバルな問題に挑戦する力を育みます。

 
講座1「地球環境学の扉(理科)」

 総合地球環境学研究所(地球研)と年間を通じて連携授業を行っています。地球研の先生方から最先端の研究内容を講義していただき、それを元に自分たちがもっと知りたいテーマを設定して探究活動を行います。3学期には地域の小学生に1年間で学んだことを分かりやすく伝える取り組を通して表現力を磨きます。                         

講座2「総合社会・地域活性化プロジェクト(地歴公民)」

 「岩倉の地域活性化プロジェクト」は、SDGs(持続可能な開発のための目標)の目標11「住み続けられるまちづくりを」の達成のため、岩倉の安心・安全なまちづくりや、地域活性化をめざし、いくつかのプロジェクトチームが活動をしています。それぞれのテーマに基づいて岩倉というフィールドに赴き、地域の方との交流を図りながら、自分たちの「アシ」で得た貴重な地域データを効果的に用い、岩倉がより素敵な地域になるための実践と提案を行っています。

講座3「国際交流で生きた英語力を(英語)」

 海外から来られた高校生に地域を英語で案内する「おもてなしツアー」、京都産業大学の留学生に京都を英語で紹介する授業などで生きた英語力を育成します。

 
 
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