7 江戸時代

 安土桃山時代、南山城では国人などの勢力が一掃され、検地や兵農分離が実施されました。江戸時代になると、農村では新しい農具が工夫され、生産力もしだいに高まっていきました。そして山間部でも新田開発が行われるようになります。
 また、木津川の水運も引き続き盛んで、大坂城の礎石となる大きな石が運ばれたり、江戸時代になると、木柴や薪炭などが京都・大阪へと運ばれました。
 なお、当館敷地内には、水運の途中で残された大坂城の大きな礎石が展示されています。
 一方で木津川はたびたび氾濫し、大きな被害を与えました。江戸時代中期以降は、南山城一帯で煎茶栽培が広がり、茶が南山城を代表する産品となりました。

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