4 平安時代

 都が長岡京を経て平安京に遷り、国名も「山背」から「山城」へと改められました。都では、王朝文化が花開いたが、社会不安や末法思想の影響で、極楽往生を願う浄土信仰が盛んになりました。そして、南山城でも、阿弥陀如来をまつる平等院や浄瑠璃寺、岩船寺などが建立されたのです。
 南山城一帯には、奈良の興福寺や東大寺、八幡市の石清水八幡宮、藤原氏などを領主とする荘園が立てられ、この地域に、奈良や京都の文化が大きく影響を与えることになります。

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