2 古墳時代

 3世紀の後半、木津川市山城町に築かれた椿井大塚山古墳は、3世紀前半の城陽市芝ヶ原古墳などに比べ著しい違いがあります。それは、一人の死者のために、大量の労働力を投入して巨大な前方後円墳を築き、その中に豪華な副葬品を納めるという違いです。
 これらの巨大古墳を頂点とする大小の古墳は、当時の各地の支配者(首長)及び有力者の墓であり、その分布や推移は、3世紀後半から6世紀の政治的な勢力関係を物語っているのです。

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