令和7年2月15日(土)より常設展にて公開

「洛中洛外図屏風」は、室町時代末から江戸時代にかけて、京都の市中(洛中)の有様と郊外(洛外)の有様を描いた都市風俗図の一種で、主に六曲一双の屏風絵の形で構成されたものです。今回展示します緒方本は、宇治田原町の旧家に伝わったもので、江戸時代後期頃に作られたと考えられます。左隻中央には寛延3年(1750)に焼失した二条城天守が描かれており、それ以前の京都を想像して描いた図であると考えられています。
絵画資料として価値があるだけでなく、建築史、芸能史、服飾史、風俗史、都市交通史、商業史など、あらゆる分野で参考となる貴重な資料となりますので、
この機会に是非御観覧いただければと思います。
会期:令和7年2月15日(土)から令和7年4月13日(日)
会場:ふるさとミュージアム山城(山城郷土資料館)
常設展示室