令和6年度特別展「南山城の戦国時代」

令和6年度特別展
「南山城の戦国時代」

令和1019日()から
      令和12日()まで

<展示趣旨>
 応仁・文明の乱(一四六七~一四七七)を端緒として約100年間続いた戦国時代。戦乱は全国各地へと拡大していきました。南山城地域では、室町幕府の管領家のひとつ畠山氏の跡目争いが繰り広げられ、対立が長期化。戦いに疲弊した国人達は団結して畠山氏を追い出し、八年間に及ぶ自治を獲得しました。これが、有名な山城国一揆(一四八五)です。
 従来、国人達の自治は明応二年(一四九三)に解体されると考えられていましたが、近年発見された尾張構井家文書の調査により、戦国時代を通じて国人達は自衛のためのネットワークを構築していたことが判明しました。また、国人達が築いた城館跡に目を向けると、京都府教育委員会が実施した中世城館調査や、過去に行われた発掘調査によって、南山城の城館の構造や特徴が明らかとなってきました。
 今回の展覧会では、近年の調査・研究成果を基に、考古資料や歴史資料を一堂に会することによって、戦国時代の南山城の姿に迫りま
す。

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