学校生活

 

 種子の散布型というのがあります。これは生物基礎の授業でも登場するのですが、植物が種子を散布するときに、どのように行うかのタイプになります。例えば、風散布型は、タンポポの綿毛のように、種子を風にのせて遠くまで飛ばすタイプです。動物散布型は、動物に食べられてお腹の中に入り、別の場所で糞と一緒に出てくるなど、動物によって遠くへ運んでもらうタイプです。中でも風散布型は、風にのってしまえば信じられないくらい遠くまで運ばれることが特徴で、海を渡って別の島まで散布されたり、移動距離が世界レベルになったりします。そんな風散布型の種子について、学校内にどのような種子が飛んでくるのか、調べてみることにしました。

 適当な大きさのボックスに買ってきた園芸用の土を入れ、学校内のあちらこちらに設置しました。そのまま置いておけば、飛んできた種子が発芽し、伸びてくるはずです。場所によって飛んでくる種子に違いがあるのか、そもそも本当に植物が生えてくるのか......。やってみないと分からないことも多いのですが、しばらく様子を見ていきたいと思っています。