学校生活

 

 莵道高校の学校林ではたくさんの昆虫を見ることができます。その一部は校舎の方にもやってきて、外灯などに集まっていたり、その近くで発見することも多いです。

 科学部の夏休みの活動の一つとして、今年は学校林にベイトトラップを仕掛けて昆虫採集をしました。ベイトトラップとは餌を使って昆虫を誘い寄せる罠のことですが、今回は発酵させたバナナでカブトムシやクワガタを狙うバナナトラップを仕掛けました。しかし、そのままでは早朝(日の出くらいの時間)に回収する必要があるので、今回はペットボトルのハチとり罠を利用して、やってきた昆虫が逃げられないようにしました。

 朝から仕掛けたトラップを見てみると、カナブンやコメツキムシなどの甲虫が捕まっていました。さっそく生物実験室に持って帰り、酢酸エチルでしめて、標本として残すために展足をしました。展足とは、標本になったときに形がよくなるように、虫ピンなどを使って固定する作業です。採集した甲虫だけでなく、別で捕まえたカブトムシ、ノコギリクワガタも一緒に標本にしました。

 学校の裏山で昆虫採集というのも、莵道高校ならではの活動だと思います。