夏休みが終わり、2学期が始まりました。今年の夏も酷暑でしたが、学校林の動物にはどのような影響が出ているのか気になるところですね。夏休み中の撮影データを回収しましたが、例年と比較して特に撮影数が減っているなどはなかったように見えます。しかし、撮影された動物を見てみると、ニホンジカ以外の動物も結構撮影されています。毎年夏場はニホンジカばかり撮影されていたので、少しだけ驚いています。
7月頃から、学校林の主にスギ林がある場所で、アライグマが3頭同時に撮影されています。一緒に行動しているようなので、もしかして兄弟なのかも知れません。アライグマは北アメリカ出身の外来生物で、農作物を荒らしたり、在来生物に大きな影響を与えることから、「特定外来生物」に指定されています。全国的に増加しており、学校林でも撮影が増えています。
アライグマといえば「しましま尻尾」が特徴です。よく勘違いされるのですが、しま模様の尻尾をもつのはアライグマで、タヌキではありません。タヌキの絵を描いたとき、尻尾をしましまにする人が多いのですが、それは間違いなので気をつけましょう。
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