学校生活

 

 莵道高校には「莵道の森」と呼ばれる学校林があります。ここは校舎を出て30秒で着く裏山で、敷地内にこのような森林をもつ学校はなかなか珍しいです。林内には二次林、スギ林、草原(土砂崩れ跡)など、いくつかの植生が見られ、ニホンジカなどの動物が姿を見せます。

 科学部では、7年前から学校林内に自動撮影装置(赤外線センサーカメラ)を設置して、どのような動物が出現するのか調査しています。撮影された写真を見て、動物種、撮影日時などを記録していきます。その結果、予想以上に多くの種が学校林を利用していることが分かりました。現在も継続して調査しており、そのデータは非常に貴重なものになっています。

 この4月に科学部へ入部したばかりの新入生も、さっそくこの撮影データの記録をはじめています。最初は動物の種類すら分からない状態ですが、やっている内にだんだん慣れてきて、動物を見分けることができるようになってきます。

 この調査で撮影された写真の一部は、ホームページでも公開するようにしています。今年度もどんな動物が撮影されるか楽しみですね。