学校生活

 

 夏休みが終わり、2学期が始まりました。夏休み期間中も、学校林では設置されたセンサーカメラが常に動物を撮影しています。一度設置すれば、しばらくの期間放置できるというのが、自動撮影装置の利点ですね。

 個体数の多いニホンジカに限らず、イノシシ、アライグマ、ハクビシン、タヌキなどの動物では、同時に2頭以上が撮影されることがあります。関係性は親子だったり、兄弟だったり、夫婦だったり様々ですが、複数で一緒に行動することは動物でもよくある話です。

 しかし、同時に"2種"以上の動物が撮影されることは滅多にありません。同じ森林で共存しているとしても、一緒に行動することはありませんからね。今回はそんな珍しい2種が同時に撮影された写真が、なんと2枚もありました。一つはシカとイノシシ、もう一つはシカとハクビシンです。

 動物が集まる水場などでは、2種以上が同時に撮影されることもあります。しかし、今回の写真はおそらく、学校林内のシカの密度が高くなりすぎて、たまたま姿を現したイノシシやハクビシンとカメラの前でバッティングしてしまった結果だと思われます。特定の動物が多くなると、こういうこともあるんでしょうね。