学校生活

 

 終わらない梅雨の湿気と上昇し続ける気温により、科学部の部員達もバテ気味です。そんな中、学校林の動物はどう過ごしているでしょうか。実は過去の調査結果から、梅雨時期はシカ以外の動物はほとんど姿を見せないことが分かっています。原因ははっきりと分かりませんが、雨による活動の低下と、この時期に急激に伸びる下草を食べにやってくるシカによる圧力が、他の動物を学校林から遠ざけているのではないかと、科学部では考えています。
 よって、この時期のセンサーカメラにはシカばかりが大量に撮影されます。撮影数は多いのに、どの写真を見てもシカしか写っていないという状況は、記録する側としてはなかなかつらい部分もあります。ただし、たくさんのシカが写るということは、面白い写真にも遭遇しやすいということ。カメラの前でお休みしているシカや、集団行動しているシカなど、興味深い写真も多かったです。