学校生活

 

 莵道高校は京都府でも珍しい敷地内に学校林(裏山)がある高校です。この学校林は「莵道の森」と呼ばれ、授業の探究活動等でたまに利用されていました。この学校林に目をつけた科学部は、林内に赤外線センサーカメラ(自動撮影装置)を設置し、どんな動物が利用しているのかを調査することにしました。

 これが6年前の話です。その後の継続した調査により、莵道高校の学校林では実に10種以上の哺乳類が確認されています。ニホンジカやイノシシ、タヌキといった里山の動物だけでなく、ニホンリスやムササビなど、そんなのがいるのかと驚くような動物も撮影されています。

 今回紹介しているのは3月に撮影された写真です。まだ角が落ちる前の雄ジカや、学校林では主に冬場にしかやってこないキツネなどが撮影されています。それでいて、冬ごもりから目覚めたアナグマも撮影されていますし、季節の変わり目といった感じですね。

 今年度も引き続き、学校林の動物をセンサーカメラで狙っていく予定です。新入部員の1年生にも早くやり方を覚えてもらい、莵道高校に出現する動物について詳しくなって欲しいですね。